2018/3/2 01:41
こんにちは。Live Searchの中窪です。(livesearch_naka)
3月でサービスをリリースして1年を迎えました。
スタートアップはいろいろな出来事があるものです。
そこで今回は、起業1年で印象に残ったエピソードを話そうと思います。
企業に勤めていた時には思いもよらなかった事が、起業をするとこんなに起こるんだって事を伝えられたらいいなと思います。
困ったことがありました。企業勤めの頃には、当たり前のように用意されていたメールアドレスがないのです。
PCは持っていたのですが、肝心のメールアドレスがありません。冷静に考えてみると、そもそも名刺もありませんでした。
ですが、幸いにも2016年だったので、ラクスルというすぐに名刺を注文できる便利サイトを見つけたので、手書きの名刺で営業活動をすることは回避できました。メールも最初は無料のGmailアカウントでした。
初めてlivesearch.co.jpのアドレスになった時は感動しました。
そんな感じで一つ一つ勉強です。
コピー機も当初は家庭用のプリンターを利用していました。両面印刷をするとしょっちゅう紙が詰まったり、印刷スピードが遅すぎて朝印刷したものが翌日にプリントアウトされる悪魔のようなコピー機です。
インクがなくなると、福井社長に「インク切れました。」と伝えます。
すると数十分後に買ってきてくれます。
ラクスルより早いです。
「たまには自分たちで買ってこいよ」って顔をするときもありますが、そこは甘えさせて頂きます。
飛び込み営業では、名刺も普通の名刺では受け取ってもらえないと思い、宮崎出身にちなんで宮崎牛、黒霧島のイラストをラミネートしたりして試行錯誤しました。
あげくには、セグウェイで訪問すれば覚えてもらえるかも!と思って、試乗したりしました。わりと真面目に。。
※セグウェイは公道を走ることは出来ません。
サービスリリースまであと少しと迫ったある日、福井社長が「合宿したいな」って顔をしました。
池田と僕は阿吽の呼吸で、合宿スケジュールをたてました。
1日目、やる気に満ちた表情でみんな黙々と作業を進めました。
みんなが夢の中にいる時間も、僕らは交代で仮眠をとりながら、黙々と作業をしました。
僕達三人は基本的に無言で黙々作業をしても平気なので、面白いように作業が進みました。
2日目、問題が発生しました。お風呂に入っていなかったのです。作業の方は恐ろしいほど順調に進んでいましたが、お風呂という大事なイベントを誰もスケジュールに計画していなかったのです。その日博多駅前が陥没しましたが、僕達ははやくお風呂に入りたい一心で気にせず作業を続けました。
3日目、無事リリース準備が整いました。感動する間もなく、波葉の湯に直行しました。そして眠りにつきました。
印象的なエピソードが多い中、個人的に印象が強いのはこの事故です。
ある日の朝、Live Searchの事務所が土足になりました。靴を履き替える時間さえもったいないくらい忙しかったのです。
当時の事務所は2階建ての様な構造で、天井の高いロフトのような2階部分に上がるために螺旋階段が設置されていました。これが結構邪魔でして、ベランダに出る時は、螺旋階段をくぐらないと外に行けないような造りでした。
次の日、ベランダで池田と話をしていると、社への来訪を告げるピンポンがなりました。池田はすぐに靴を脱いで、事務所の中に入って、玄関へと向かいました。
土足なので靴は脱がなくていいのですが、今日から土足になったことを彼は忘れていたのです。
親切な僕は、池田の靴下が汚れる!と思い、勢いよく靴を持っていきました。
その瞬間螺旋階段に頭部をぶつけてしまい、流血しました。
救急車を呼びましたが、救急隊員からは自分で病院に行くようにと言われました。とても心が冷たくなりました。ちなみに結果は3針でした。
その後は元気に営業回りをしました。
ガーゼをつけていたので、不動産会社の人たちは心配してくれました。救急隊員で冷めてしまった心が温まりました。
番外編として社長のエピソードも紹介します。
当時休みは交代で取っていたのですが、その日社長は休みにも関わらず、事務所で仕事をしている池田と僕を思って、牛丼の差し入れを届けようと思って、車で某有名チェーン店に行ったそうです。相変わらず優しい。
しかし、そんな優しい社長に反して、牛丼屋さんの定員は細いビニールに、牛丼を縦に積んで渡してきました。
なんて、優しさに欠ける積み方をしてくれたんだと、これには普段温厚な池田と僕でさえ憤りを感じます。
案の定、車の助手席に置いた牛丼は不安定でした。
そして駐車場を出る時、事件はおきました。
なんとその牛丼が助手席の足元に落ちてしまったのです。池田と僕を思って購入した牛丼ですから、福井社長は慌てて拾いました。
その瞬間、ガードレールに車をぶつけてしまい、車は廃車となりました。
「波乱万丈のオチが自損事故かい!」って言いたい人もいるとは思いますが、ここでは語りきれないほど濃厚な1年でした。
起業1年目は準備することや、やらなければいけないことが沢山でしたが、今では従業員も増えて、新しいコピー機(体感的には一秒間に2〜3枚は印刷できていると思う)も設置できるほどになりました。
2年目はもっと多くの人達にLive Searchを知って頂き、引き続き不動産業界を美しくしていきたいと思います。
ご清聴ありがとうございました。
↓とても若い・・・
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