こんにちは、株式会社Live Searchの代表取締役の福井です。福岡で株式会社Live Searchというベンチャーを創業して1年が経ったので、創業1年目の出来事や変化などについて振り返っていこうと思います。
福岡に来て会社設立
株式会社Live Searchは2016年9月に私と幼稚園から一緒の中窪と、高校から一緒の池田の同級生3人ではじめました。
20歳の時ぐらいから3人でよく「いつか会社作ろう」と話していたのは覚えているのですが、なぜそんなことを話していたのかは覚えていません。楽しそうだからとかそんな感じで話していたんだと思います。なので会社を作りたいと言っていたものの、何をするかは決まっていませんでした。
会社を作って何をするのか。
会社を作る上で大事な核となる部分だと思います。
株式会社Live Searchの創業メンバーは偶然にも全員が不動産業界で仕事をした経験があったので、漠然と不動産仲介業をするのがいいだろうとは思っていました。ただ、改めて事業内容をどうするかを考えたときに、自分の中でいくつか重視した点がありました。それらを考慮した結果、不動産仲介業ではなく、不動産会社の集客や業務をサポートするという事業を立ち上げることに決めました。
当時、私は宮崎、中窪は福岡、池田は東京でそれぞれ社会人生活を過ごしていたため、私は福岡に生活の拠点を移したあと、中窪と池田に「福岡で会社を作るから」とだけ伝えて事業構想をしながら二人を待ちました。1ヶ月も経たないうちに、2人が「仕事を辞めてきた」と言って、3人で合流した時は本当に嬉しかったことを今でも覚えています。
開発期間 –週100時間のサイト開発-

2016年9月に株式会社Live Search(リブサーチ)を創業しました。
事業内容は、不動産管理会社の管理物件の写真撮影代行と不動産情報サイトの運営というIT×リアルの事業です。ただ不動産情報サイトを運営するにも3人ともプログラムには全く無縁だったため、私がプログラム教室に2週間だけ通い、あとは独学で約半年間、毎日朝9時から夜中の2時までサイト開発を行いました。
3日間みんなオフィスから出ずに開発をする『合宿』をしたこともありました。
週に100時間は余裕で開発をしていたと思います。
当時はみんなそれが楽しくてしていました。
そして約半年間の開発期間を経て、2017年3月に不動産情報サイトLive Search Fukuokaをリリースできました。
サービスリリース –ゼロから「探す」1年-
サービスリリースのメドが立ってからは、ひたすら「探す」1年だったと思います。不動産情報サイトは加盟店(不動産会社)がいないと物件情報が増えません。サービスをリリースしたということは、サービスを利用する会社を集めなくてはなりません。
私は株式会社Live Searchの起業を機に福岡に住み始めたので、福岡の不動産会社を全く知りませんでした。みんな不動産業界にほとんど付き合いのある会社などもいない状態で1社ずつ加盟店を増やしていきました。
今思うと、サービスリリースする前から「こういうものができるので」と、ただ完成予定のものの話をするだけで加盟していただいた今の加盟店様には本当に感謝しています。
このサービスに市場はあるのか?
なんとかサービスをリリースすることができ、数社ですが加盟店様も集まりました。これから行うことは、不動産業界に私たちが作ったサービスの市場があるのか?ということを「探す」作業でした。
本当にたくさん試行錯誤して、トライ&エラーの連続でした。2年目に入り、加盟店数も50社を超え100社に向かっていく中で、サービスの需要や、だんだん自分たちが考えたシナリオへの自信が持てるようになったと思います。
1年目を振り返って
加盟店を増やすことをしながら、同時に、株式会社Live Searchが行うビジネスに市場があるのか。顧客は存在しているのか。この答えを探す1年だったと思います。
2年目を迎え、たった3人の創業メンバーで作った会社も、いろんな出会いがあり、今では約10名になっています。
3人で起業した時に使っていた狭くて思い出のあるオフィスも天神に移転しました。
2年目は、私たちのベストシナリオを追求し、1年目で根を張ったものを「作る」1年だと思っています。
さいごに
今回、ベンチャー企業の創業のリアルを書いてみました。細かく書くとものすごいボリュームになるので、簡潔に書きましたが、少しでも『これから起業したい』と思っている人やベンチャー企業に興味がある人の参考になれば嬉しいです。